ランチョンセミナー
味の素株式会社
日時 | 10月23日(水)12:00〜12:50 |
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会場 | 東京医科歯科大学 M&D タワー2階 講義室1 |
演題 | ペプチド合成法 AJIPHASE® 技術の最新情報 |
演者 | 高橋大輔(味の素株式会社バイオ・ファイン研究所上席研究員) |
中分子化合物での創薬研究が活発化し、ペプチドをモダリティーとした開発も今なお盛んに行われています。そのような状況下において、実用的なペプチド合成方法の必要性は高まるばかりです。弊社は独自液相ペプチド合成技術 AJIPHASE® 法を開発し、世界に先駆け実用化に成功しております。
常法である固相法によるペプチド合成は迅速かつ、効率的な長所がある反面、反応性や経済性、スケーラビリティーに課題があり、AJIPHASE® 法はそれらの課題を解決したカッティングエッジ技術です。ラージスケールでの実証結果や各種実績、最新の研究成果に関して本セミナーにて紹介させていただきます。
株式会社ダイセル
日時 | 10月24日(木)12:00〜12:50 |
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会場 | 東京医科歯科大学 M&D タワー2階 講義室1 |
演題 | キラルカラムを用いたアミノ酸の光学分割とペプチド分析 |
演者 | 吉田 賢一(株式会社ダイセル CPI カンパニー ライフサイエンス開発センター) |
近年ペプチド医薬品の開発が積極的に進められており、世界規模で市場が拡大傾向にある。ペプチド医薬品の製造にはいくつかの合成法が報告されているが、いずれも原料のアミノ酸やアミノ酸誘導体の純度分析は必要不可欠なものである。タンパク質を構成する20種類のアミノ酸には、グリシンを除いて D 体および L 体の光学異性体が存在することから、化学純度だけでなく光学純度にも配慮する必要があり、原料の光学純度は精製工程の難易度にも大きな影響を与え得る。また、ペプチドおよびタンパク質結合型の D-アミノ酸に関しても研究が進展しており、酸加水分解して得られた遊離のアミノ酸の分析にも注目が集まっている。本セミナーでは、キラルカラムを用いたアミノ酸やアミノ酸誘導体、ペプチドの分析法について解説する。
CEM Japan 株式会社
日時 | 10月25日(金)12:00〜12:50 |
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会場 | 東京医科歯科大学 M&D タワー2階 講義室1 |
演題 | ペプチドおよびペプチドミメティックの環境に優しい合成方法論 A Sustainable Synthetic Methodology for Peptides and Peptidomimetics |
演者 | Micheal J. Karney(CEM Corporation (US)) |
近年、ペプチド医薬の研究が隆盛となってきました。古い従来の固相ペプチド合成法(SPPS)は合成速度及び廃液量の多さから、ポテンシャルのある候補配列を発見する上で大きな障害となっています。このような状況の中で、弊社のマイクロ波を使用した全自動 SPPS 装置は合成時間と廃液を大幅に削減しつつ高品質のペプチドを生産する代表的な化学的方法としてその地位を確立して参りました。
今回のセミナーでは、ペプチドの純度、生産のスループット、溶媒の使用において最高の結果をもたらすためにマイクロ波を使用した合成方法論をご紹介いたします。これはジメチルホルムアミドや N-メチルピロリドンなどの従来の溶媒に代わる新しくより安全な溶媒システムを使用し、化学者の安全や環境への責任にも配慮した方法論です。